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重要なご案内:古い電気機器の確認と処分のお願い

2025.09.01

工場や商店を経営されている皆様は、事業活動に不可欠な電気機器の安全性について定期的に確認していますか?
特に、古い低圧進相コンデンサやPCB(ポリ塩化ビフェニル)を含む機器は、火災や人体への影響を引き起こす危険性があるため、注意が必要です。

低圧進相コンデンサについて

古い低圧進相コンデンサによる火災事故の未然防止として、ご使用の停止とお取替えをお願いしております。
低圧進相コンデンサは、工場や店舗のモーター設備、業務用冷蔵庫などの力率を改善するために配電盤に設置される機器です。
しかし、長期間使用していると、経年劣化によって絶縁が破壊され、金属容器または樹脂容器が破裂し、火災に至る危険性があります。

製造年を確認してください

1975年(昭和50年)以前に製造された低圧進相コンデンサは、経年劣化により寿命を迎えている可能性があります。
これらの製品には保安装置が内蔵されていません。製造年は、コンデンサの正面にある銘板で確認できます。

交換の推奨時期

日本電機工業会は、低圧進相コンデンサの更新推奨時期を10年としています。
保安装置が内蔵されているコンデンサでも、長期使用による経年劣化で危険な場合がありますので、定期的な点検と計画的な更新が推奨されます。

交換のお願い

安全のため、1975年(昭和50年)以前に製造されたコンデンサは早急に使用を停止し、交換してください。
取り外しや交換にかかる費用は、御見積させていただきますので弊社へご連絡ください。

低濃度PCB廃棄物について

作業場や倉庫にて使用または保管されている古い変圧器やコンデンサなどには、低濃度PCBが残存している可能性があります。
PCBとは人工的に作られた、主に油状の化学物質のことです。
水に溶けにくく、沸点が高い、熱で分解しにくい、不燃性、電気絶縁性が高いなどの性質を持つことからかつて電気機器の絶縁油などに利用されていましたが、現在は製造・輸入が禁止されている化学物質です。
PCBは脂肪に溶けやすく、体内に蓄積されると、皮膚症状(吹き出物、色素沈着など)や倦怠感、しびれ感といった様々な症状を引き起こすことが報告されています。

まずは、現在お使いの古い電気機器の確認をお願いいたします。

処分期間

低濃度PCB廃棄物の処分期間は、2027年3月31日(令和9年3月31日)までと定められています。
この期間を過ぎると、事業者はPCB廃棄物の処分を命じられる可能性があります。

確認と処分の流れ

①調査:技術者などに依頼し、古い電気機器を確認します。
②判別:機器の銘板情報から判別、または採油した絶縁油のPCB濃度を調査します。
③処分:無害化処理事業者へ委託して処分します。

古い電気機器の確認と適切な処分は、火災事故の防止だけでなく、環境保全と人々の健康を守るためにも重要です。
この機会にお持ちの機器を今一度ご確認いただき、不明な点があればぜひご相談ください。

以上、古い電気機器の確認と処分のお願いのご案内でした。

廃棄物処理のご検討にぜひ、本間電機工業へ一声お願いいたします。
省エネ・環境事業部が全力で対応いたします。

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